タイトルがとても興味深い本を読んでいます。
子育ての素朴な疑問
①ゲームは子供の学力を下げる?悪影響?
ーーー暴力的なゲームをしたら暴力的な子になる?
②ご褒美(お金)で釣って勉強させるのはダメ?
③子供はほめて育てるべき?
などなど
これらの疑問に対し、今まで科学的な根拠をもって
YewかNoの判断をしてくれた人がいたでしょうか?
大抵は
「私の経験からすると、」
「私が思うに、」・・
主観的な判断ですね。
本の内容は
この著者は教育経済学者
(教育を経済学の理論や手法を用いて分析する応用経済学を研究する人)
で、読むと分かりますが『データフェチ』。
何でもかんでも公平にデータを取り統計する人なのです。
そんな統計を基に繰り広げる因果関係の証明は、本当におもしろかったです。
経済学らしいテーマが
「子供にいつ投資したら収益率が最も良いか?」
将来子供が高い収入を得ることを期待し教育に支出することは、将来株が値上がりすると期待して株を買うことと同意義です。
で、投資と考えると、じゃあいつ時間やお金を投入するのがいいのでしょう??
小学校、中学校、高校??
大学、大学院???
教育段階が高くなればなるほど教育の収益率は高くなると信じ、学齢が上がるほどかける金額を増やす
べき、というのが定石というか世の中の通念のようですが・・・
さてどうでしょう?
興味のある方はぜひ読んでみてください!
ここからネタバレですが・・・
答えは、小さい頃に投資した方が圧倒的にコスパが良いです。
これは私も実感していますが、例えば大人になってからの学び直しや、新たな知識の習得には時間もお金もめちゃかかります!
大人になると勉強だけしていればいい、なんて環境はどちらかと言うと恵まれていますよね。他にもやるべきことがたくさんあり、まずは時間を捻出するとこからだったりします。そうなると貴重な時間を使って効率よく学びたいところですが、そのベースが小さいうちにできているとラクなんですよね!
そういう観点からも、小さいうちの学びは本当に価値のあるものだと私は思います。