・まだみんながひらがなを書けないうちに
  我が子には早めに練習させよう!
  あとで困らないようにね

 ・まだみんな足し算も引き算もできない時期に
  うちの子が足し算引き算、掛け算までできたら
  周りは驚くだろう。本人も自信がつくだろう。

 ・英語は小さい頃に教えた方がいいらしい。
  早く始めなきゃ!

 ・私が英語苦手だったからせめてこの子には
  早い時期から英語を習わそう

そう、だから早いうちから塾や習い事に通わせようではないか!!


・・・これって意味あるのかな?と正直思います。
場合によっては、言い方悪いけど親の押しつけにも思えます。

早期教育は必要なのか?

例えば幼稚園の年中や年長のときにひらがなや漢字を書ける・・・
・・これってそんなにスゴイことなんでしょうか?

もう1、2年待てば小学校に入学するのだし、そのときには
誰もができるようになります。
計算にしてもしかり、です。

幼少期では、好きなことや興味のあることに
とことん没頭させることが重要なのでは?
そこで集中力を身につけたり、好奇心を持つ
うまくいかないことがあっても粘り強く試みる経験を
持つことができるのではないでしょうか。

失敗した経験がない・粘り強くトライしたことがない・・・

このような子ども時代を過ごした子は、
いざ進学や就職などの際に、

頑張れない・心がすぐ折れる・失敗を過度に恐れる・・・
ようなタイプとなり、
自分も周りも苦しむことになる傾向があるようです。

英語教育・英会話について思うこと

特に英語または英会話について、私も強く思うことがあります。

中学1年生に英語を教えていて、
さすがにアルファベットを覚えていない・簡単な英単語も知らない
などの場合は、ちょっと・・・と思っちゃいますが、

かといって幼稚園や小学校低学年から
英会話教室に通い続けたところでそれが
中学高校の英語の成績や、
その後の留学や就職にまで役に立つかと言われたら
正直あやしいです。

まず第一に、
子ども本人が英語や海外に興味がある・第二外国語を話してみたい!
という好奇心があるかどうか
です。

それがあればやらせてみたらいいと思いますし、
好きという気持ち・好奇心があれば伸びます。

そして次に、
英語を学ぶ前に、日本語をしっかり習得できていないと
いずれ頭打ちになります。
日本語を自由に操りしゃべることができていないと、
文法や文の構造でつまずいてしまうでしょう。
日本語での語い力もしかりです。

しかし、ただ日本語を習得するだけでは不十分です。
なぜなら言語を使う場面は、挨拶や日常会話だけではないからです。

例えば、欧米人は議論好きで自分の考えをしっかり持っていて、
こちらからも自己主張しないと会話になりません。

日本語で深く思考することができる・自分の考えを
しっかりと言語化する
ようになることが大切です。

日本の歴史や政治などについても語ることができないと
英語圏の人と話しても、
結局ニコニコして人の話を聞いているだけってことになります。

私も何度情けない悔しい思いをしたことか・・・。
こちらの考えを聞かれても英語を話す以前に、考えが浮かばないのですから。

長期的な視点を持とう

英語一つ取っても、うまく運べば一生の仕事にすること
もできるし、可能性を広げることができるのです!

安易に幼少期に「周りの子よりも早く」と習わせるのではなく、
上記のような動機・段階を経て始めてみるのがいいと思います。

「英会話に通っているから」とそのままにしていて
下手したら中2か中3でもう英語がわからなくなって
成績が下降していく生徒を何人も見ています。

長いこと英会話に通って果たしてその英会話は現地で通用するもの
なのでしょうか?

ではそのような素養を身につける時期はいつなのか?

それは幼少期からずっと、勉強以外のシーンで身につくのではないでしょうか。友達との会話、年上の先輩などへ気を使いながらのコミュニケーション、学校で学んだ知識から自分なりに考察してみる、調べてみる、想像してみる

・・・偶然かな、これら全部AIにはできないことですね。

参考文献:「伸びる子どもは〇〇がすごい」榎本博明著